ショーシャンクの空に出演:
ワーナー・ホーム・ビデオ
発売日 2006-12-08
スティーヴン・キングの『刑務所のリタ・ヘイワース』を映画化したのが本作である。妻とその愛人殺しの容疑で終身刑の判決を受ける、銀行マンのアンディ。無実の罪ながら投獄されるが、決して希望を捨てず、自由を得られる明日を信じ続ける。一方、古株の囚人レッドはそんなアンディに、「刑務所で希望をもつのは禁物」だと忠告する。アンディとレッドの友情を中心に、ショーシャンク刑務所で生きる男たちのさまざまな人間模様を描いていく。人生の不条理や悲しみを問いかけながらも、たどり着くラストシーンは見る者の胸をさわやかに、だが強く打つ。
いつも静かで穏やかだが、内面に強い意志をもち続けるアンディを演じるのは、ティム・ロビンス。その友人レッドに、モーガン・フリーマン。長い囚人生活に疲れはてていたが、忘れていた希望をとり戻していく姿がいい。監督は『ザ・フライ2』を手がけたフランク・ダラボン。(古屋葉月)
映画を見た満足感を味わえる 2007-01-08
今まで知らなかったことをちょっと後悔した作品。こういう作品は大好きなのに。おそらく私は、ふつふつとマグマのようにたまったカタルシスを一気に解放してくれる作品が好きなのだろう。そしてそういう人は結構多いと思われる。
この作品の場合、中盤に転換点があるため、「裏表2回」(または「大小2回」)カタルシスを味わうことで、満足感がより高いのだ。そのカタルシスへつながる主人公の言動のトーンが、「希望」という一語で彩られていることも、多くの人から根強い支持を受ける理由になっていると思う。
残念ながら現時点でスティーブン・キングの原作を読んでいないので、どのぐらい映画と一致しているのか分からないが、確かにスタンド・バイ・ミーと同じ「匂い」を感じさせる作品だ。感性的な言い回しで申し訳ないが、「匂い」という以上の表現をちょっと思いつかない――。
ただ、この種の作品の常ではあるのだが、途中見ているのが辛くなる場面は何カ所かある。また、ソクラテス的遵法精神を何より尊ぶ人には、あまりお勧めできない(エンターテインメントとして作られたと割り切れない場合、冒頭の正義に反する問題点が社会的に解決されていないので、きっと不満が残るだろう)。
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