16ブロック出演:
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
発売日 2007-02-02
日本で言うなら原宿~渋谷間ほどの距離にあたる、16ブロック先の裁判所まで、留置場から証人護送をすることになったNYの刑事ジャック。だがその証人が実は警察の不祥事を暴く輩だったことから、ジャックの仲間の刑事たちが証人を消そうと襲ってきて…。
簡単任務がとんでもない地獄の逃避行となるという物語。主人公を演じるのがブルース・ウィリスだったため、『ダイ・ハード』的派手系アクションかと思いきや、もっと各々のキャラクターの人生ドラマが濃縮に詰まり、しかも『24』ばりにリアルタイムで進行するので相当にスリリング。「人間は自分の努力次第で変われる」という不滅のテーマもキチンと織り込まれ、最後は観客にほっこりとした温かさをも感じさせてくれるあたりが素晴らしい。リチャード・ドナー監督の演出力を堪能せよ。(横森 文)
まだまだいけます、ブルース・ウィリス 2006-12-26
「シン・シティ」といい、ブルース・ウィリスもこんな年になってしまったのか、と寂しく思いつつも、こういう使い方ならまだまだイケると思わせる快作です。
全編にわたり「リーサル・ウエポン」シリーズのリチャード・ドナー監督の活劇魂が炸裂!! アクションはニューヨークの雑踏を活かしたチェイスにはじまり、悪徳警官たちとの駆け引き、さらにバスを乗っ取っての息詰まる応酬、激しい銃撃の中での脱出など、実に多彩です。
まあ、どう考えても、もっといい方法でピンチを切り抜けられるだろ~っと、思えるシーンや突っ込みを入れたくなる部分もありますが、いい意味でも悪い意味でもウィリスを目立たせる作劇に徹しています。楽しませる為なら多少のご都合も犠牲も仕方ない。(笑) 予測不能の逃走劇と予想外の人間ドラマが、ほぼリアルタイムで進み、一瞬たりとも目が離せません。中盤にはうまいミスリードが仕掛けられ、終盤の意外な真相を盛り上げます。
前科もある身だが、シアトルでケーキ専門店を開業するのが夢と再起をめざす黒人男と、人生に疲れた白人男。立場は違うが、自分の心に忠実に生きようとしてる二人が徐々に心を寄せ会う。何気ない会話から浮かび上がる登場人物の人間性(「嵐の中。誰を助けるか」というナゾナゾがラストに生きてくる)。「人は変われるのか?」というメッセージと絡み心地よい余韻に包まれる...。
どうやら、もうひとつのエンディングも収録されるようですね。これも楽しみ。
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