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ローズ・イン・タイドランド |ジョデル・フェルランド

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ローズ・イン・タイドランドローズ・イン・タイドランド
出演:
東北新社
発売日 2007-01-26


テリー・ギリアム監督が、彼らしい毒気をはらんだテイストを全開にした、危うげなファンタジー。10歳の少女、ジェライザ=ローズが母を亡くし、ドラッグに溺れる父とともに彼の故郷へ向かう。奇妙な隣人との交流、ローズの友だちである人形の首との会話など、現実とイマジネーションが交錯する摩訶不思議な世界が、詩的な映像で表現されていく。
リスを追いかけたり、地面に開いた穴に潜り込んだりと、「不思議の国のアリス」がモチーフになっているが、ギリアムは子どもならではの残酷な感情も盛り込み、要所で心をざわめかせる。やたらと水平線が斜めになるカメラアングル、水中での幻想的なシーン、さらにポイントとなる小道具には、ギリアムらしいマニアックな嗜好が楽しめるだろう。しかし最も驚くのは、ローズ役、ジョデル・フェルランドの演技。大人の女優顔負けの妖しげな魅力を発散し、観る者を危うい感覚に陥れる。どのシーンを観ていても平穏な気分でいることは不可能で、それもきっとギリアムの狙いなのだ。(斉藤博昭)

ギリアム版アリス!? 2006-11-22
前半は父と娘の旅が淡々と進んでいくので少々退屈。でも、後半からのファンタスティックで不謹慎な展開がすごいので、最後まで一気に楽しめます。この作品で、長年ギリアムがファンタジーにこだわり続ける理由がやっと分かったような気がします。不謹慎もファンタジーなら許されるのだ。(笑) それが、観る者の不安と好奇心を大いに駆り立てる。



ローズは外部の脅威に直面する際には、人形の頭部に人格を分裂させて託して自分を守る。彼女が出会うのも、普通(←何が普通なのか難しいですが)でない人ばかり。ローズは、「まともな大人が一人もいない」現実世界を、イマジネーションの力で泳ぎきろうとしているかのよう。



メインキャストは4人ですが、全編出ずっぱりの主人公ローズを演じたジョデル・フェルランドの存在感に圧倒される。観ている間に思い出せなかったけれど、この子は「サイレントヒル」に出てたんだ。ちょっとわからなかった。しかし、上手いね。上手すぎる!! こんな恐ろしげな映画ばかりに出ていて大丈夫なのでしょうかね?

妄想と狂気の楽園、タイドランド、その終焉。やっぱり、事件は起こってしまう...。しかし、最後のシーンは、再会もまたあるのだということを示唆するのだろうか? ひとつの恋の終わりでもあり、何だかとっても切ない...。




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