フルメタル・ジャケット出演:
ワーナー・ホーム・ビデオ
発売日 2006-12-08
巨匠キューブリック監督がベトナム戦争に鋭いメスを入れた、衝撃の問題作である。
アメリカ南カロライナの海兵隊新兵訓練所に入隊したジョーカー、カウボーイ、パイルら若者たち。彼らは鬼教官ハートマンのもとで、毎日地獄のような猛訓練に耐えるが、卒業前夜にパイルが教官をライフルで撃ち殺し、自殺するという事件が起こった。数か月後、ジョーカーは戦地ベトナムでカウボーイと再会、共に戦うべく最前線へ向かうが…。
殺りくマシンとして家畜のような猛訓練を受ける新兵を描いた前半と、彼らがベトナムで実際に体験する修羅場のような戦場を描いた後半の2部構成で、戦争と、それによって人間性を失っていく兵士たちの狂気を冷徹な視点で追う。
すべての戦場シーンをロンドンのセットで撮影し、ジャングルがまったく登場しない出色のベトナム映画。(山内拓哉)
この演出家ほど狂気を描かせたら右に出るものはいない! 2007-01-07
これぞキューブリック作品の真骨頂とも言えるベトナム戦争物ではあるが、決して反戦物ではない。
物語は前半と後半で大きく変わってしまう。
他の方たちがReviewされているように、前半は海兵隊の新兵たちを徹底的にしごく訓練編、後半は主役?のマシュー・モディンが従軍記者ならぬ報道兵として戦地に赴き、そこで過酷な戦闘を肌で感じる戦闘編。
どちらもそれぞれ見応えがあり、流石キューブリックと唸らされる。
そして彼お得意の狂気をこの作品では、ヴィンセント・ドノフリオが前半で、アダム・ボールドウィンが後半で演じております。
特にヴィンセントは素晴らしい演技で、当時はこんなにも太っていたのか、それともこの役のため太ったのか、いずれにしろ将来を感じさせます(その後ヴァル・キルマー主演の"The Salton Sea"までパッとしないが)。
主役であろうジョーカー役が物語の語り手であり、結構どうでもいいような役柄ではあるが、鬼軍曹役のリー・アーメイは良い味だしてますし、兎に角、汚い言葉・台詞の連発には爽快感さえ覚えます。字幕では表現できないもっとすげぇ言葉もありましたが、日本の映倫では×ですよね。
とても女の子とDateする目的では観られない作品ですな。
LastのMicky Mouse Marchを歌って行進するSceneは資本主義(金儲け)、偽善のSymbolであるMicky=Disneyに対する皮肉でしょうか?
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